へんざいもん50回記念行事

2月7日

へんざいもんがオープンして1年が過ぎ,先日ついに営業50回を迎えました.
それを記念して,50回記念行事を開催しました.行事では,地域の方々に郷土料理を体験してもらおうと,豆腐作りを試みました.珠洲でも作ったことがない方が多いようで,多くの方に見学していただきました.隣の保育所の子供達が見学にきてくれました.



その日はへんざいもんのおばちゃん達が大変忙しく,急遽私が講師をすることになりました.昨年の学園祭で豆腐作りを経験していますが,失敗することもあるのでちょっと不安です.

一晩水に浸した珠洲産の大豆3キロをミキサーですりつぶし,木綿の袋に入れて豆乳を絞ります.絞った豆乳を鍋に入れ火にかけ,沸騰したところで火を止めます.そこに海水を少しずつ入れていくと,徐々に豆乳のタンパク質が固まって豆腐になります(以上は,赤石流の作り方です).

海水が少なくても,多すぎても豆腐にならないと言われています.豆乳内のタンパク質を,海水内のマグネシウムやカルシウムが凝固剤となってお互いくっつけられるためにお豆腐になるそうですが,多すぎると大きな固まりにならないようです.



園児達が見守る中,海水を入れていきます.なかなか固まらなくて冷や汗が出ましたが,お玉5杯分入れたところでふわーっと豆腐が出来てきました.
いやーあせったあせった.ふわふわのお豆腐をお玉で寄せて少しずつ味見してもらったところ,皆さんから美味しいとの声をいただきました.ちょっと手間もかかりますが,美味しい豆腐を「うちでも作ってみよう!」といっていただきました.

お昼は料理を食べていただき,へんざいもんを一日楽しんでいただきました.
平行して小泊地域振興会の「かいもちコンテスト」も開催され,とても賑やかな一日となりました.